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はんなりとした京都の扇子をどうぞ

京都の扇子の歴史


上品な雰囲気が漂う京都の扇子には長い歴史があります。それら変遷を一つ一つ紐解きながら、なぜ今なお多くの人から愛され続けているのかについても検証していきましょう。京扇子の歴史についてですが、思ったより古く平安時代の初めに長さ30センチほどの木の片を紙の代用として、何枚もとじ合わせて作られたものが始まりです。木簡を紐でまとめた「桧扇」、これが原型といわれています。
また、京都東寺の千手観音像の腕の中から見つけられたものが元慶元年と書かれていて日本最古の桧扇ではないかとされています。扇子はまさに歴史を感じられる一品だといえるでしょう。平安以降から、桧扇についで蝙蝠扇など種類が少しずつ増えるようになりましたが、その当時はまだ、朝廷や貴族の遊戯品として、また僧侶といった神職の儀式に使用されるなど、いわば特権階級の人たちのみが使用していたものでしかありませんでした。
鎌倉時代に入ると、日本の伝統芸能や茶道といったものが盛んになると同時に、扇子は一般階級の人たちの間にも普及したという説があります。やがて江戸時代には製造に携わる職人さんは、冠や烏帽子と並んで「京の三職」といわれるほど社会的地位の高い職業として認知されるようになり、江戸時代の末期には海外に輸出される貴重な貿易品でした。そして数百年の歴史が流れた現在でも、和の代表的な装飾品の一つとして多くの人が愛用しています。
京都で扇子が誕生してから、現在まで約1200年以上過ぎているともいわれています。現代で使用されている扇子は、京都で製造をされているのが90%近くというデータもあり、いかに親しまれてきたかという証しともいえるでしょう。

扇子が完成するまでの流れ


京扇子とは、いわゆる京都で作られたもののことをいいますが、正確には扇面や扇骨の最後までの全て工程を関西、主に京都で製造されていることを意味したものです。この特異すべきこととしては、非常に長い歴史を重ねているにもかかわらず、手法は昔からほとんど変わっていないという点があります。ではどのように作られているのか、この章で基本的な流れを説明します。
まず、扇骨の作り方を紹介しましょう。最初は、竹を同じ寸法に切ったあと、なたで縦状に切りヘギ状にさせます。この後に、切った竹を窯でゆで灰汁を抜いて、柔らかくなった竹の身と皮を二つに分けます。そして柔らかくなった竹を扇の骨にして、要の穴を開け串を通し、いくつかにまとめて扇の骨格の部分を作り上げます。その後、天日にさらす「白干し」をしたのち、乾いた扇骨を丁寧に磨いて色づけして、細かく骨の部分を削ったり、要打ちをしたり作業を加えることで扇骨が完成していきます。
一方、扇子に描かれている和紙の部分は、地紙を貼り合わせ乾燥させます。絵付けだけでも下地印刷から上絵までの工程があり手間ももちろんかかります。その後、折りをつけ中骨を差し込む空洞をあけていき最後に万切りという形を切りそろえる作業で、地紙の工程は完了です。いよいよ最終工程の仕上げです。業界ではツケと呼ばれています。中骨を差し込みやすいように地吹きを行い、中骨を地紙に合わせ整えのり付けをします。中づけ、こなし、先づめなどの工程のあと、親あてという地紙を親骨に接着させ帯をつけると完成になります。
ここで紹介した過程は大まかな流れですが、実際は細かな工程作業が20工程以上も重ねられたものです。細やかな手法と質の高い技術力なくしては、京扇子を仕上げることは不可能だといえるでしょう。

オリジナリティーのある扇子を手に入れるには


京都の扇子は、文化と歴史を非常に重んじてきた装飾品です。今現在では、伝統的な部分をいかしつつ現代風にアレンジされているものも多く販売されていて、実際に家族や自分の写真を入れているものや、香りのついたものなど多様です。しかしこれら売られているもの以外に、もっと独創性のあるものを手に入れたいのであれば、オーダーメイドのできるお店で購入をするのが良いでしょう。プロの職人さんであれば、例えば冠婚葬祭に必要なのか、贈答用なのか、成人式に合ったものか、洋服に合っているものといった、それぞれの目的に照らし合わせ、なおかつとても技術力の高い製品を作ってくれます。
オリジナリティーのあるものにこだわるのなら、自らの手で扇子作りに携わるという方法もあります。扇子作りといえば、専門の職人さんしかできないというイメージがありますが、経験のない素人でも絵付けをすることは可能できます。実際京都では、絵付けが体験できるお店がいくつかあり、国内のみならず外国から訪れた多くの観光客にも楽しまれています。興味があれば絵付けができるお店を訪ねて、世界に一つしかない扇子を作ってみましょう。
高貴という言葉を、関西の訛りで「はんなり」といいますが、京都の扇子はまさにはんなりとした装飾品の一つといえるでしょう。自分に合ったはんなりとした雰囲気が漂う京都の扇子を見つけてみましょう。

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