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オリジナル扇子のデザインのポイント

優雅な扇子をオリジナルで


日常生活の中で扇子を使うということは、非常に優雅なものでしょう。暑い時にさっと取り出し、センスの良いものが目につけば、やはり注目も集めるものです。そんな扇子もオリジナルのものを作れるようになり、さまざまな人が自分らしいものを持てるようにはなりました。ですが、どんなものを作るのかによっては、センスを疑われてしまうデザインも出てくるでしょう。良いものを作ろうと思ったら、それなりにデザインも考えていかなければいけません。いったいどんなことに使う扇子なのかということから考えていかなければいけません。作るのですから、目的があることでしょう。ノベルティにするという方法もありますし、何かイベントで使うためにそろえて作るということもあるはずです。それぞれに目的があるのですから、目的に合わないようなものでは意味がありません。たとえば成人式に祭りと書いてあったらどうでしょう。あまりに不自然なものになってしまうはずです。
極端な例ではありますが、目的にあっていないデザインで作れば、必ず違和感を覚えるようになるでしょう。これでは効果を上げることができません。
次に予算を考えていかなければいけないでしょう。どんなものを作るとしても、予算に合わせて考えていくことが必要です。お金はかけようと思えば、無限に掛けることができます。素材にしても、予算によって変わってくるのですから、初めに決めておかなければいけません。予算によって素材を変えれば、デザイン自体も変わってくるからです。骨の数も予算によって変わってくることになるのですから、事前に決めていかなければいけないものでしょう。

本数と色の数


予算にも通じる部分ですが、いったいどのくらいの本数を作るのかということです。どれぐらいの量を作るのかによっても予算が変わっても来るでしょう。そこから、1本に掛けられる金額ということも考えていけるようになってきます。生産ということでは、海外で生産するということも考えれば、1本当たりのコストを落とすことができるようになり、多くの本数を作ることができるようになるかもしれません。最低制作本数もありますので、その点かを含えて、コストと本数見合ったものを選びましょう。必要な本数とコストの兼ね合いというものもデザインに関わってきます。
素材も紙を使うか、布を使うか、他にも印刷面に何色の色を使うかということも重要です。どんなものにするのかによっても変わってきますが、色数によって見た目もかなり変わってきます。自然なカラーにしたければ多くなっていきますし、はっきりとした印象にしたければ、色数は絞って効果的に使っていくことがポイントです。日の丸扇子をイメージしていただくと、色を絞りシンプルにすることで、分かりやすく効果的ということが想像できるのでます。どんな情報を入れていくのかということでも変わってきますので、色の数はある程度絞りデザインをしていくことが重要でしょう。

アールがあるということの意味


センスのデザインの問題点として、アールがあるということを忘れてはいけません。弧のかたちになってくるセンスは、直線でデザインをしてしまうと、それが貼られることでまったく合わない状態になってしまうことが出てきます。
真四角デザインをすれば、それがゆがんだ形になってしまうことになるでしょう。アールに合わせてデザインを曲げていくことが重要ですが、キャラクターなどはこれが大変難しくなります。大型になればなるほど、この影響は顕著に表れるようになるのですから、十分に注意が必要です。帯のようなデザインで横に長い場合にも、アールを考慮できないこともあるでしょう。非常に違和感が出てきてしまうことになりますので、よく注意しなければいけません。あらかじめアールを考慮してデザインすると、広げた時に違和感はなくなります。ですが、これがすべてというわけではなく、骨の位置やゆがみでも影響が出てくることになるでしょう。特に骨は要から放射状に直線で走っています。これが線になって表れるのが扇子ですので、広げた時にこの線が並行になるわけではありません。デザイン自体が歪んで見える原因ともなりますので、この特性も理解してデザインして行くことが重要でしょう。
素材も重要で、紙もあれば布で作ることもできます。紙であれば、表裏に柄を入れることができるようになり、かなり華やかさを持たすことができるといえるでしょう。
布の場合には、自分の持っているものも使うことができますし、写真をプリントすることも可能です。質感ということでは、布のほうがはるかに上質で品よく見せることもできるでしょう。
一緒に扇子袋を作ってしまえば、おさまりの良いものを作ることができるはずです。素材にしてもデザインにしても、それぞれで違いがありますので、楽しみ方にも差が出てきます。専門家とともに作っていけば、味のある扇子を作り上げていくことができるでしょう。

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