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ギフトにもぴったりの扇子

情緒あふれる扇子の歴史


日本を表すアイコンは、と考えたときどのようなものを思い浮かべるでしょうか。桜や富士山、日の丸などいろいろあります。ですが、和風と言えばやはり欠かせないのは扇子というアイテムです。日本の情緒を表すシンボルとして様々な商品が作られています。持っていてもおしゃれであり、かつ暑いときに役立つ一石二鳥の扇子は昔から多くの人々に愛されてきたものです。自分で購入したものも素敵ですが、誰かにギフトとしてもらえるのは嬉しいですよね。ちょっとした使い勝手のよいラフなタイプから高級なものまで幅広く種類が選べるのもプレゼントに最適なポイントです。
このように親しまれるようになるまでは長い歴史があります。昔は基本的に紙が貴重品だったために現在のような形で手軽に使えるものではありませんでした。そのため人々は短冊形に切られた木や竹の板を代用して使っていました。この板を綴じて使い始めたのが扇や扇子の始まりとされています。なお、風を起こすために扇ぐことは本来の目的ではありませんでした。現在のメモ用紙のように作った和歌や文章を忘れないようにするために使われていました。無地のものは主に男性が利用していましたが、女性の間で色や絵、装飾が施されるようになっていきました。そののちに骨組みの片面に紙を貼ったものが現れます。この時代の形が中国へ渡り、ヨーロッパまで進出したと言われています。中国で紙が両面張りとなり、その形が日本へ逆輸入することになったのが現在の扇子の形です。
こうした往来が発生したのは鎌倉時代のことです。当時では一部の人々、例えば貴族や神職などしか使えないものでした。このアイテムが一般化するのはその先の江戸時代のことになります。こうした扇子の中でもかなり古い歴史があるのが都を有していた京都のものです。平安時代にそのルーツがあったとされており、伝統的な工芸品も多いのが特徴です。京都の扇は現在ではシェア90パーセント以上を占めています。日本らしさの中心ともいえる京都ならではのポイントと言えます。長い歴史を持つ日用品が人々に愛され続けているのはとても素敵ですよね。由緒のあるアイテムの扇子をいろいろと使ってみてはいかがでしょうか。

多種多様な扇子の使い方


一口に扇子と言っても様々な種類があり、その種類と使い方もいろいろです。せっかくの日本文化のひとつですからスタイルもマナーも守って素敵に利用していきたいですよね。まずは扇子の種類についてみてみましょう。大きく分けて「紙を貼った扇」と「薄板を張った扇」、そして「布を貼った扇」に分けられます。
紙を貼ったタイプのものは扇ぐためや装飾のための夏扇、踊り用の舞扇、茶道に用いる茶扇などがあります。そのほかにも能や狂言に用いたり、婚礼専用のものもあります。薄板を貼ったものは白檀のものと檜のものがあります。白檀は香りがよく、装飾や扇ぐことが目的です。一方檜のものは儀礼や装飾に利用されることが多いです。美しい舞踊や能、狂言などはやはり日本古来より伝わる芸能です。こういった伝統的な文化とともに長らく着物や扇は大切にされてきたアイテムです。情緒を感じるという特徴もこうした雅なシーンでよく目にするから、という理由もあるのでしょう。手にするだけでどこかしゃきっとするような気持ちにもなりますよね。女性であれば特に大和撫子のような美しいスタイルを意識できるのではないでしょうか。
そのほか特殊なタイプとしては鉄扇もあります。この扇は護身用として作られていました。あまり明らかにはなっていませんが古くは戦国時代に多く用いられていたとされています。扇子を使った芸事として忘れていけないのは落語です。落語では扇子を巧みに操り、お酒に見せたり手紙に見せたりと多種多様な使い方をします。いろいろな場面でいろいろな役割が与えられているのは歴史ある日本ならではのポイントと言えるでしょう。

おしゃれなスタイルに合わせてみよう


もちろん現代でもしっかりと活躍してくれるのが扇子です。ちょっとしたモダンなスタイルにも合わせやすいアイテムとして若い方にも人気です。コンパクトに折りたためるので持ち歩きにも便利ですよね。装飾や絵柄、柄の部分までいろいろと選べるのもコーディネートが楽しめるポイントと言えるでしょう。お友達や大切な方へのギフトとしてもおすすめのアイテムです。特別な仕様のものから、名前入りなど自分だけの扇子があるというのは嬉しいものです。
プレゼントに何を贈ろうか、と悩んだときには扇子という選択肢もおすすめです。機能性もあり、おしゃれにも使える素敵なアイテムをギフトとして活用してみてください。素敵なプレゼントはきっといろいろな場面でも活躍してくれるはずです。モダンでおしゃれな方にこそ、伝統的な日本らしいアイテムが実はぴったりということも十分あり得ます。若い方にもご年配の方にも利用できるのでぜひお試しください。

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