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扇子の使い方が昔と今では変わってきています

扇子はどういったときに使うものなのでしょうか.


扇子というものは、日本古来のもので、夏の暑い季節に持ち歩き、扇子を開いてから仰いで涼しくなるようにするものなのですが、そのいった扇子は実際にはどんな場面で使うものなのでしょうか。
日本古来のものということで、元々日本人は和服が主流で和服の袖に入れてから持ち歩くのが常識となっていました。最近は和服を着る機会もほとんどないため、扇子自体をあまり必要としなくなってきています。それでも未だに売られているということは、何かに使う目的で購入する人がいるのでしょう。
昔は、女性が着物で男性は羽織袴という歌も多く、折りたたみが出来て持ち運びも便利な扇子を1人1本は持っていました。そんな日常生活も明治維新後変わってきて、和服を着ないで西洋から伝わった洋服を着るようになりました。しかし、洋服を着るようになってからも扇子はよく売れていました。洋服の場合でも、昔の名残で扇子を手に持ったり、バッグに入れたりしてから持ち運び、暑い季節などにはよく仰いで涼しくなるために利用していました。ただ最近では団扇などが売られるようになり、夏の祭りなどでは団扇を持って歩いている人をよく見かけるようになりました。最近の若者は団扇を持つようになっていて、扇子はほとんど持ち歩かないようになってきました。
しかしながら、扇子はデザインや色が団扇とは比較にならないくらい綺麗で、アートを感じさせてくれるものがよく売られるようになっており、お土産に高級なものを買って帰る人が増えてきています。さらに、外国人が日本の扇子に魅了され、お土産に買って帰る人が増加傾向にあります。日本に旅行に来た時に買って、帰国する時のお土産として持ち帰る人が増えてきて、扇子の売れ行きもいいようです。日本人向けというよりは外国人向けの販売がよく売れていて、日本独特の色合いや柄を好んで購入する人が増えています。
最近では飾りの一部として実用性よりも遊び心を持たせたものもよく売られていて、購入する人も多いです。どう使うかは使い方次第で、仰ぐだけが使い方とは限らなくて、飾りとしても使える物がよく販売されるようになってきています。このように、使うというよりは見せるために購入するというように変わってきているのではないでしょうか。日本古来の文化の一つが変わってきていることがわかります。

扇子は非常に高級なものと思っていませんか


扇子自体を高級なものと思っており、最初から手に取って見ないという人もいるようです。どうしても高級感があるのが扇子で、庶民的な感覚で使うのが団扇だと思っている人もいるのではないでしょうか。
日本人の最近の使い方としては、お祝いのときなどに羽織袴姿で扇子を持っている人を見かけます。特に成人式や結婚式で男性が手に持ってから歩く姿が様になり、非常に風情を感じさせます。そんな普段とは違って、何かのお祝いやイベントの時に手にして楽しむ姿もよく見かけられます。暑い時に仰ぐためだけではなく、使い方はいろいろとあってもおかしくないのです。最近の若者には、扇子の使い方でびっくりする様な使い方をする人もいますが、固定概念がなく非常に先進的な方法だとも言えます。
腰に差して飾りの一部として使う人も居て、なかなか面白い使い方をされているようです。そう考えると、中高年のような高級なものと考えるのではなく、日常的にアクセサリーの1つとして考えている若者が多いのでしょう。
安いものであれば100円ショップでも売られていますし、500円程度で買える面白い扇子もいっぱい売られています。そんな安価なものもあるということを知っておいてもらえれば、扇子の見方や用途もぐっと広がるのではないでしょうか。

種類にはどんな物があるのか


いろいろな素材がありまして、通常、紙で作られているものがほとんどですが、その中でも和紙で作られているものは非常に見た目もいいので、使い勝手というよりは、アイテムの1つとして持ち歩くことでステイタスが上がるような気持ちにさせてくれるものもあります。扇子は紙で作られているものだと思っている人も多いと思いますが、実は紙だけではなく、布で作られているものもあるということで、布と紙ではどう違うのでしょうか。
紙の場合は、布製のものより仰いだ時に風をよく運ぶようになっており、布製のものと比べると全く違います。
ただし、紙の物の場合は破れやすいので、破損すると使えなくなる場合もあります。何年も使いたいと思うのであれば、紙ではなく布で作られたものの方が破れにくく長く使用することが出来ます。高級と言われている1本10,000円を超えるようなものもあり、この場合はシルクなどを使って作られているものが多く、とても持ち歩くにはもったいないと思います。どちらかというと自宅で飾っておく人のほうが多いのではないでしょうか。どんな生地で作るかでも、耐久性や使い方が変わってくるので、用途に応じて選択するといいでしょう。どんな種類のものがあるのか知りたい方は、インターネット等で調べるとたくさん載っていますので、それらを参考にしてみるといいと思います。業者によっては、絵付け体験をさせてくれるところもあるので、興味がある方は一読してみてください。

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