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扇子について

京扇子製造工程・歴史

扇子や和雑貨の販売・オリジナルオーダー扇子の制作・扇子絵付体験・京扇子の歴史や工程、豆知識など多彩な情報をご紹介します。

扇子の起源

京扇子の歴史は古く、平安時代の初期に、当時筆記用具に代えて使用されていた木簡(もっかん・長さ30cmぐらいの木片)から派生し、京都で作られたのがはじまりです。
紙が大変貴重であった当時、様々なことを記録する木簡はその記録用として何枚も綴じ合わせる必要があり、それが最初の扇 「桧扇(ひおうぎ)」 を生み出しました。
現存されている最古の扇は、元慶元年(877年)と記された京都東寺の千手観音像の腕の中から発見された桧扇です。

故事では天長年間(824~833)に建立された御影堂(みえいどう)にて、滅亡した平家の玉織姫が寺僧と共に租扇 「阿古女扇(あこめおうぎ)」を作ったのが、京都における扇子の発祥とされています。

平安時代以降の扇子

桧扇に次いで 「蝙蝠扇」(かわほりせん)広げた形がコウモリの羽に似ている扇子。片面に扇面紙を貼った紙扇が作られ、最初は扇骨の数も5本くらいでした。
平安時代は、扇子は朝廷・貴族の遊芸用か僧侶・神職の儀式用として使用され、一般の使用は禁止されていました。

鎌倉時代には、日本の扇は中国に渡り、室町時代にそれは中国での変化を受け、唐扇として日本に逆輸入されました。
それまでの日本の扇は、片面だけに扇紙を貼っていましたが、唐扇では両面に扇紙が貼ってあり、唐扇にならった両面貼りの扇が日本で作られるようになりました。
このころには、扇子は庶民の使用が許可され、武家文化などの影響で、能・演劇・茶道にも取り入れられ、広く用いられるようになりました。

江戸時代には、扇子づくりは冠、烏帽子づくりと共に「京の三職」として、官の保護を受けるほどの重要な産業となり、扇売りや地紙売りの行商人も出現しました。
同時に扇子は広く庶民の日常生活に普及し必需品となりました。京扇子はその後も発展を続け、江戸後期には海外市場を確立するまで拡がりました。
その後貿易扇の輸出は、大正時代中期まで盛んでしたが、現在はほとんど国内での市場に限られており、今日では、国内の扇子の生産高の約9割を 京扇子が占めています。

現代の扇子

扇子の誕生以来1200余年、京扇子は歴史と伝統的手法を変える事なく、その優雅で風雅な姿を現代に伝えてきました。
「舞扇堂」の京扇子は伝統の手法をもとに、時代の感性を匠の心と技に生かし、四季折々に息づく新しい京扇子としてご好評頂いています。
ご使用頂いた方に、そして贈り物として贈る方、贈られた方にもご満足いただける京扇子、これが「舞扇堂」の扇(おうぎ)づくりの原点です。